2016年11月21日月曜日

ラーメンLOVEナイト 読書部(3) 『知られざる魯山人』

もんきーです。

第39回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した、山田和『知られざる魯山人』を読んでいるがかなり面白い。魯山人と親交のあった父親を持つ山田和氏が80人以上の取材を通して書いた著作である。

現在、アマゾンに出ている評価はかなり低く、読者のほとんどが、白崎氏の魯山人論の方が優れていると書いている。それを読んだ際には「この著作を読むことは意味があるのか?」と自問自答した。がしかし、自分が感じた評価を信じて再度読み始めた。この本はこの本で読みごたえがあるし、アマゾンに低評価を書き込むことでしか自分を表現できない人間の評価を信じる意味がないと思った。

この本では「器と食が一体でそれが芸術となる」「水一杯でもそれは料理」「全ての食材を余すところなく、鱗まで料理する」という魯山人の食に対する哲学と「美食倶楽部」の様子や、ひとつの書に対して、何十回、何百回と消しては書き、書いては消して対峙していた姿などを、魯山人の書いた文章や魯山人に接していた人々への取材をもとに伝えている。

美食倶楽部の会員たちが集う星岡茶寮の調理場はどこの場所の調理場よりも美しいとされたようだ。




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